心ないひとことは、ザックリと心を刺してしまう
心無い言葉って、本当にありふれていると思いませんか。
私は、かなり敏感な方なので、
職場で誰かが言った一言が、悪口であったら、
「あ~でたな。悪口妖怪。
退散!!!」
と陰陽師になった気分で心の中で申し上げるのです(笑)
あくまでも、心の中でろいうのが私のポイント。喧嘩はしません(笑)
そんな、心無い言葉をいただいてしまった時の話です。
彼(現在小学6年ADHD)の息子は、スイッチが入ると
ギャン泣き止まらないので大変でした。
自転車駐輪場でギャン泣きしたときのこと
彼がまだ、4歳くらいだったでしょうか。
自転車に乗せようとしているのに、
乗らない・のけぞって危ない状況で泣き叫ぶときがありました。
そうなったら、早くシートベルトをとめて、発進!!
新しい空気。風は彼の心の切り替えを助けてくれます。
できればいいのですが、
しかし4歳ともなれば、
暴れる。本当に危ないのです。
困っていた。私も、彼も。
出発しようにもできない。
そんなとき、
通りすがりのお婆さんに怒鳴られる
だいたいの大人は、見てもに見ないふりをしてくれます。
それでいいんです。
助けてもらおうなんて思わないです。
でも、
「やかましい!!!」
え??
通りすがりのばあさんに怒鳴られた私たち。
彼はさらに「ぎゃ~~~~~~~!!」
と泣き始めました。
ばあさんは、ブツブツと文句を言いながら去っていきます。
なんだ・・・あれは。
でも、私たち、とても困っていたんです。
そう、彼も困っていた。泣き止むことができずに。
私も困っていた。泣き止ませようとしているのに、泣き止まなかったから。
これは、もう何年も経つのに忘れられないです。
それからというもの、私は、このような状況(ギャン泣きしているお子さんをみているお母さん)がいたら、
「大丈夫ですか」
「何か手伝いましょうか」
と声をかけるようにしています。
ほとんどのお母さんが、
「大丈夫です。ありがとうございます!」と言われます。
私も、恐らくそういうと思います。
でも、それでいいのです。
第三者が一瞬でも入ると、お母さんは、少し現実に戻り、少し落ち着くのです。
声をかけられたくないという人がいるかもしれません。
でも、大半が、笑顔で「すみませ~ん。もう大変で」
と心境を吐露されます。
はい、それでいいんです。
自分の気持ちを、言葉が解る相手に言えること。
これで、十分こころが優しさを取り戻すきっかけになるのです。
その優しい心で、また子どもと向き合うことができるのです。