生きづらいあさひの、発達凹凸兄妹♡幸せ探しの工夫♡ブログ♡

発達に凹凸ありの2児を育てながら精神科で働くあさひが、子どもの気持ちを考えながら楽しく育児をする奮闘日記

【断言できます】二次障害を防ぐことが大事

生きづらい人が、何に気をつけなければいけないのか。

 

目次

 

 

 

 

絶対に気を付けたい、二次障害

生きづらさとは、

生きることへの困難さであり、その困難を自分でコントロールしたり、自分で予測をして回避することが難しく、

生きていくことが辛くなってしまう、

状態であると私は思っています。

 

このブログによく出てくる彼(長男小学6年、ADHD)も生きづらさがあります。

彼は、小学1年生の時に

「学校へいかなければいけないのであれば死にたい」

と言い、

ADHDの診断をもらった後に、

トラブルに巻き込まれたり、

落ち込んだときに

「俺だって、こんな風に生まれたくなかった!!」

と大泣きしました。

 

本人にとって、ただみんなと同じことをすること、

生きることが困難な状態なのです。

 

 

 

そんな、生きづらい人と、その周りの人が、

気を付けなければいけないことは・・・

 

断言できます、二次障害です。

 

 

発達障害は治るの?

 

発達障害は、症状を目立たなくさせたり、困りごとへの対処法を考えることで

困りごとを減らすことはできます。

(例:ADHDの特徴である、忘れっぽさがある場合は、メモをとるなどの対処ができ、忘れ物を減らすことができるようになる)

 

しかし、発達障害は、一生、治ることはないと言われています。成長につれて、困っていた症状が目立たなくなっている場合もありますが、基本は治りません。

 

発達障害の人は、一生治らないと言われたらどうでしょうか。

私は発達障碍児の親ですが、

本当は治ってほしいし、しつけで治るなら直してやりたいと思ってしまいます。

療育で治るものなら、いくらでも療育に通わせたいです。

薬で治るなら、高額な金額が必要だとしても、しっかり働き、薬を買って治してやりたいです。

 

でも、治らないのです。発達障害とは、個性の一つと思えたら一番良いなと思っています。

 

まず、この治らない発達障害を、親が受け入れること

これがとても重要になります。

 

発達障害の子の幸せとは??

 

日本は世界でも、自己肯定感(自分は自分でいいんだ!!自分にはやれる!という自分への信頼感)=幸福度が低いと言われています。

先進国のなかでも、断トツだそうです。

 

こんなに食べ物に恵まれて、

住む場所に困ることもなく、

疫病にさらされることもなく、衛生的な生活ができる日本。

医療は誰でも受けられるし、

犯罪も少ない。

夜中に女性が一人で歩ける、基本は安全な国。

インドのようなカースト制度があるわけでもない日本。

 

こんなに恵まれた国の人の、幸せ度が低いのです。

 

それはなぜなのか。

 

 

 

日本人は、真面目です。

周りを優先したり、空気を読み自分の気持ちは我慢する。

我慢をすること、我慢をした先に見える何かを探し求めている・・・決して現状に満足してはいけない。

それが美徳であるという意識がまだまだ存在しているように思います。

 

それは、子どものころから知らず知らずのうちに、体験し、価値観として植え付けられているのです。

 

治らない発達障害を嘆くより

この子の個性であると受け止めてくれる大人がいたら・・・

発達障害の子の幸せに繋がると思っています。

 

子どもにとって身近な人=担任の先生ってどんな人?

 

先生の感情が大きく変動するときってどんな時ですか??

 

先生が一日に表現する、喜怒哀楽の中で、

子どもたちが一番わかりやすい先生の感情は・・・?

 

私は、先生が怒るときだと思っています。

先生って、喜ぶこと少なくないですか?(笑)

時間に追われ、業務に追われ、先生も疲れていると思います。

集団生活では、怒ることが子どもをコントロールする舵取りとなっているように思います。

 

「あの先生は、いい先生やで。怒ったら怖いけど」

上記は、よく、うちの子が言うセリフです。

なぜ、「あの先生はよく怒るで。でも、めっちゃ楽しい先生やで」

が誰一人いないんでしょうか。

先生が、楽しそうに運動会に参加している姿ってみたことありますか?

先生が、心の底から嬉しそうに勉強を教えたり、子どもと語り合っている姿って想像できますか?

「勉強って、楽しいね!!」そう言える先生はどのくらいいるでしょう?

 

 

先生も、子どもも

今を楽しむより、全体の流れや空気を優先している

と私は思っています。

そうじゃないと、教育現場として、仕事として成り立たないのが現状なのだと思います。

担任の先生って、どんなことを考えているんでしょうね・・・。

 

 

 

目立つ子が怒られる。黙っていると怒られない教室

 

 

そのような教室では、個を大切にするなんて無理です。

個よりも、全体を優先させる。

空気が読めない子は、(出る杭は)打たれるしか

ないのです。

 

実際、彼の担任になった方で、

 

「せんせーい。何人くらい休んだら、学級閉鎖になるんですか~?」と質問した子がいました。子どものころって、学級閉鎖とか、なんかうれしくなかったですか?

だめなことかもしれないけど、大雨と、洪水、暴風警報3つでないと休めないって言われたら、その3つが集まるのを待っていたことはありませんか。

子どもらしい正常な気持ちだと思うんです。

 

そんな時、彼の担任の先生は

「何人休んだからじゃないです!!!」とぴしゃり。

なんか、怒ってるし・・・なぜ?

 

教室は、シーン・・・となりました。

 

「え、おもんな!!!」と私は思ってしまいました。

 

正直、私はみていて面白くない先生だなと思ったし、なんか憧れるような大人ではないと思いました。

その先生も、幸福感が低いんだろうと想像しました。

 

 

頑張ることは当たりまえとして育てられた子、

出る杭として怒られ続けた子

どうなるんでしょうか。

 

発達障害の子は、みんなと同じようにできず困っています。

出る杭になりやすい存在です。

 

いつも怒られる、失敗する、馴染めない、頑張らないといけない状態

が続くと、エネルギーが不足して、

体調不良や、不眠、イライラ、抑うつが当たり前になります。

 

それが進行してくると、

二次障害となり、

鬱病や、パニック障害適応障害摂食障害統合失調症などの精神疾患になってしまうのです。

 

二次障害を発症したら

本人も親も大変つらい状態となりやすいです。

どうか、二次障害を予防する知識をつけてもらえたらと思います。

 

精神疾患(二次障害)を防ぐことが、発達障碍児を育てる上で、

留意しておかなければいけない項目となります。

 

治らない発達障害の特性を嘆き、

本人を責めるよりも。

もちろん、親であるあなたが悪いわけでもないのです。

 

まとめ・その子が幸せになるには?

 

どんな環境が必要なのか。

具体的なサポートは?

自信をなくしたら、

大丈夫だよ。今のあなたのままでいいんだよ。

失敗しても、できなくても、

あなたのことが大好きだよ。

と寄り添ってあげることが、

発達に凹凸のある子の心の支えとなり、

生きていく力となるのです。

 

 

世間体や、常識にとらわれないように。

壁にぶつかったときに、

その子の幸せを一番に考える

ということを忘れないでほしいと思います。

 

 

今日も最後まで読んでくださり

 

ありがとうございました。