生きづらいあさひの、発達凹凸兄妹♡幸せ探しの工夫♡ブログ♡

発達に凹凸ありの2児を育てながら精神科で働くあさひが、子どもの気持ちを考えながら楽しく育児をする奮闘日記

【子育てで大切なポイント】共感に勝るもの、なし

「ママ~!!

にぃにぃが、ひろゆきで邪魔してくる!!」

私に言いに来た娘。

「もう、また喧嘩か・・・」と様子を見に行くと

 

「それって、あなたの感想ですよね。」

「人間って、死ぬまで暇つぶしなんですよ」

彼が、ひろゆきさんの真似をしていました。

 

「あぁ・・・確かに邪魔だな」とは思ったけど、

 

面白かった(笑)

だから

娘を私のもとに呼んで一緒に遊び、

娘が彼を邪魔だと思わない環境を作りました。

 

私が考える

親が子どもに共感を示す効果について

今日も考えてみたいと思います。

 

目次

 

 

 

 

こどもの意見を尊重する

 

 

子どもの意見を尊重することは大切です。

 

そうは言っても、

「最近は、子どもの権利とか言って、わがままな子が増えているんじゃないの?」

 

 

「私たちが子どものころは、学校では怒鳴られたり、

 

時には叩かれていた子もいたよ。今の子は我慢が足りないんじゃない?」

 

そう聞こえてきそうです。

 

言葉で言うと簡単なのですが、

 

これは親にとって

 

子どもが自分の意見をいえる雰囲気をつくる

様子を見守る

親が思う、一番いい方法を選んでもらえない

など、時間と我慢が必要な作業なので、

 

結構苦痛だったりします(笑)

 

子育てって、結果が見えないから、何が正解かわからなくなる



そこまでして、どうして親が、共感を示す関わりが必要なのか。

一緒に考えていきたいと思います(^^)

 

自己肯定感を育む

 

自己肯定感とは、「自分にはできる」

 

「自分はこれでいいんだ!」と思えるような、

 

自分に対しての自分の信頼感のことをいいます。

 

日本人は、この自己肯定感がすごく低いと言われています。

(私自身も、低いほうだと認識しています。)

 

 

自己肯定感が低いと・・・

 

何かの壁にぶちあたったときに

 

「自分はこんなダメな人間だから、乗り越えられないんだ」

 

「自分は幸せになる価値がない程度の、

 

どうでもいい人間なんだ・・」と思ってしまい、

 

本人は大変つらい思いをします。

 

そして、その苦痛の原因が、

 

自分ではないとしても

 

自分の力では解決することができなくなり

 

苦痛な状況を抜け出せなくなってしまうのです。

 

(自分の子が悪くないことでも、子どもが苦しんでいるとしたら悲しいですよね)

 

ひどい場合は、鬱などの精神疾患に罹患したり

 

自分の意見が言えないなど

 

社会に適応していく力が低下してしまうのです。

 

 

これは、私の経験による例です。

 

各番号の例に対しての、私の対応については下に書いていきます。

 

自分で選ばせてもらえない

自分の誕生日に、プレゼントを選んでいるとき

まだ幼稚園くらいの時でしょうか。

私は、子どものころから

可愛いものや、プリンセスもの、女の子らしいものが大好きでした。

イヤリングや、アクセサリーをプレゼントに選ぼうとすると

父親は

「そんなもん・・・要らんものや」と不服そうです。

そんな父親を見て、一番欲しかったものを選ぶことはできませんでした。

父親からしたら、ガラクタだったかもしれません。でも、その時一番欲しいものを買ってもらえなかったことは今でも覚えています。

 

いじめられていると相談したとき、なぜか怒られる

私は小学6年生のときに、いじめにあってしまった過去があります。

「学校行きたくない。いじめられてつらい」と親に伝えた時のこと

 

「なんでや!!!なんで〇〇(私)がいじめられなあかんねんな!!!」と怒られました(笑)

お父さん・・・ほんと、なんで?(笑)

 

声優になりたいと言った日のこと

中学生くらいのときに、「声優になりたいな・・・」と

言ったことがあります。

ただ、漠然と、でも「なりたい」と思ったから口にしたのですが

父親から

「声優なんて・・・・あかんやろう」

といわれたのです。

何度もいうけど、お父さん、なんで?(笑)

それから、二度と、声優になりたいとは言わなくなったし、

「声優はあかん仕事・・・」と頭にインプットされてしまったように

魅力を感じなくなっていきました。

例すべてについての私の想い

 

自分選が選んだこと、

自分が困っていることを伝えた時のことですが、

子どもながらに

すごく勇気がいったんです。

 

 

「お父さん、どう思うかな」

「ばかにされないかな・・・」

「自分のこと、笑われないだろうか」

と思いながら伝えていました。

 

でも、返ってきた答えが

いつも否定的でした。

 

それにより、私は、

父親には、アクセサリーを付けている自分をみられないように・・・

父親には、自分の弱みを見せないように・・・

父親には、自分の夢は言わないように・・・

そうなっていきました。

 

 

伝える前から「解ってもらえないだろう」と

あきらめるようになっていったと思います。

また、物事への

前向きさ・自信が奪われたような気がします。

 

 

 

こんなことを言われたら、違っていただろうと思う私の考え

 

子どもの選んだおもちゃが、親にとってはガラクタだった場合

子どもが選んだものが、良いと思えないことってあります。

「え?なんでこんなの選ぶの?」

「もっと違うのにしてよ」

言いたくなる気持ちわかります。

外国の値の張るよくわからない人形よりも、リカちゃんの方が可愛いやんって思うことたくさんありました。(笑)

 

でも、違うんです。

子どもにとって

一番ほしいものを選ばせてもらえる体験が必要なんです。

子どもが

「自分は愛されているんだ」

と思うことにつながり、自己肯定感を育むことにつながるのです。

子どもと一緒に選んであげてください。

もし、親が納得できなかったら

「これを選んだんやね」

とまずは受け止める。

「なんか不思議なおもちゃだね」

と自分の思った感想を伝える(否定せず)。

「ママ、これ知らないんだけど、どういうおもちゃなの?」

理解を示す。

など声をかけ、本人の思いに共感してあげてください。

すると、子どもがどんな気持ちでそのおもちゃを選んだのか解ってきます。

そうすると、ただのガラクタを選んだのではないと解ってくるはずです。

 

いじめについて

いじめられていることは、本人にとっては、大変苦痛なできごとであり、

できれば隠しておきたい(本人は恥ずかしいと思っていることも多い)ことです。

まずは、相談してくれたことに対して

「相談してくれてありがとう」

「辛い思いをしていたんだね」

子どもの想いに共感を示します。

(うちの父嫌が言った、逆に怒るなんてもってのほかです(笑))

すぐに、いじめの内容を聞き出せなくても大丈夫です。時間をかけて、こどもの苦痛を理解していくプロセスが大切です。

具体的なアドバイスができなくても大丈夫です。

「辛かったね。」「頑張っていたんだね」と子どもの気持ちを受け止めましょう。

動揺して、何も言えなくなってしまったとしても大丈夫です。

「教えてくれてありがとう。ママも悲しいよ。悲しくて、悲しくて・・・今はどうしたらいいのかわからないけど、どうしたら、〇〇くんが、幸せになるか、一緒に考えていこう??」と正直に伝えても良いと思います。

自分の親が、自分の苦痛を理解をしようとしてくれている

という姿が、子どもの心を強くしてくれます。

夢について

子どもが、ユーチューバーになりたいって、言いませんか(笑)

名探偵コナンを観た後は、「探偵になりたい」

と言いませんか?(笑)

うちの長男(現在小学6年生、ADHD)は、

「プロのゲーマーになりたい」と言います。

 

そうなんです。

こどもにとって、その時に一番ヒーローに見えるものに、子どもはなりたいと言うのです。

 

本気でなる、ならないは別として

その時いちばん、かっこいいと思っているもの

を、両親に

「あかんやろう」

「無理でしょう」

「現実はうまくいかないよ」

など否定的な言葉を言われたら悲しいと思いませんか?

 

「ただ、聞いてほしかったのに。もういいよ」

と反抗する気持ちしか残らないのです。

 

「そうなの?〇〇かぁ・・・。どうしてそう思うの?」

「ユーチューバーになりたいんや!〇〇くんが一番なりたい

憧れのユーチューバーって誰なの?」など

聞いてくれると、子どもはうれしくなりませんか?

 

その子の夢が、どんなに困難な道でも、

一時の気の迷いでも、

自分をいつも応援してくれる存在がいる。

両親は、どんな自分でもわかろうとしてくれる

とうれしくなる体験になる

ということがポイントです。

 

まとめ

まずは、受け止める。共感を示す。

この親の行動は、子どもの力となります。

その効果はすさまじいですよ。