【ゲーム高額課金】犯罪のような行為はしてほしくない
４～５日、彼に冷たく当たる日が続き、
児童相談所や、区役所の保健福祉課に電話をして、
話をきいてもらい、面談をしてもらい
なんとか自分を保つのが精いっぱいな状態でした。
仕事は、コロナ渦ということもあり、人手不足の病棟でしたので、
休みたいと言えず、無理をしていました。
（それにより、３か月間、仕事を休まざるを得なくなるほど、体調不良になりました）
気持ちの変化
彼への嫌悪感はありましたが、やはり、
これ以上は彼にとって良い影響はないと思いました。
その時の私は、彼に失敗の反省を促すよりも、
彼の存在自体を否定していたように思います。
落ち着いた今となっては、本当に悪かったと思っています。
７５万の高額課金は支払えるのか
高額課金については、アップルの会社や、クレジット会社に電話をして、事情を説明しました。
自分の息子が課金をしていたことも伝えました。
すると、契約者以外の未成年者による不正利用
ということで、ほとんどが支払い義務を免除してもらえることになりました。
一部のゲーム会社だけは、支払いの免除ができないとのことで、
一部のみ私が支払うことになりました。
本当に、本当にありがたかったです。
（しかし、今回は契約者である私の不行き届きが原因であったため、
世界の情勢が変わると、その補償内容にも変化があるかもしれません。
高額課金の支払い義務が生じる可能性もありますので、
皆さんは気を付けてください！ぜひ、未然にトラブルを防ぎましょう。）
あることを決心する
これは、どう転ぶかわからない。
彼にとって本当にいいことなのかわからない。
しかし、このまま流れていくように消してはいけない問題だと思いました。
彼に反省してもらいたいがために、警察署へ連れていく
私はシングルマザーです。
男の子はとくに、父親が子どもに与える影響
は大きいんだろうなとは思っていました。
父親がいないこと（父性欠損の子どもになってしまう）
による負い目みたいなことも感じていました。
私一人で、
「こんなことは二度としてはならない」
ということを伝えなければいけません。
でも、それは無理だと思いました。
（いつも一緒にいる私が怒っても
きっと伝わらない。
彼は人の気持ちを汲み取って理解する能力がまだまだ低いと判断しました）
そこで、警察署に電話をして、
つないでもらった青少年課に事情を話しました。
「うちの息子を叱ってください」と。
私は、彼が帰ってくると同時に
「今からいくところあるから。ついてきて。」
と伝えました。
いつもであれば、「行かない」など言い、私の思い通りにならない彼ですが、
ここ最近の様子をみて
断る余地はなかったのだと思います。
高額課金から、一変してしまった私の態度に
「自分は捨てられるのではないか」と思っていたと思います。
たどり着いた先は、警察署
彼は「ここ・・・？」と驚いていましたが、
「それだけ悪いことしたやろ？」と伝えると
黙ってついてきました。
彼と別々の個室に入り、彼と離れました。
警察署でかなり叱られた息子
警察署の青少年課では２人の警察官に話をしてもらいました。
一人はなだめ役、一人はオラオラ系（になってくれている）。
私は別室で警察の方と話していましたが
お迎えに行ったときは
彼は直立で、
警察官「もう、おかあちゃん泣かすことすんなよ！！わかったな！！次やったら逮捕するぞ！！返事は！！」など言われてました。
息子は「はい！！」「はい！！」と大きな声で返事をして、泣いていました。
一緒に泣いた帰り道
警察の方は、こういったゲーム課金は増えているという現状と
お母さんも大変だとは思いますが、
彼が悪い事ができないような環境を整えてあげてほしい
と話してくれました。
本当にそうです。
私が悪かった・・・。後悔しかありませんでした。
警察官に挨拶をして退出したあと、
彼は泣き止み、不機嫌なような、真剣な表情をしていました。
私は、
「〇〇（彼の名）と、ママ一緒に住みたい。
ずっと一緒にいたい。
ママはすぐ泣いたり怒ったりもするけど、〇〇と一緒にいたい。
〇〇に、立派な大人になってもらいたい。
ママは、〇〇のこと大好きやねん。
だから、今回のことは本当に悲しかった。
一緒にいるために、ママに嘘はつかないで。
ママに言われへんことあったら、学校の先生でもいいから。
自分が信用している大人に相談して。
ママは〇〇と一緒にいたいねん。」
そう伝えました。
彼は、「うん。わかった。」と言い涙を流しました。
こうやって、お互いの気持ちを伝えあい、少しずつ、高額課金の衝撃から解放されていきました。
備考
彼にとって、警察に怒鳴られることは、本当に良いことだったのかは
今はまだわかりません。
彼の心に深く残る、失敗体験となったことは確かです。
しかし、衝動性の高い彼が、
大人になったときに
少し気持ちをコントロールできるようなきっかけになればと思いました。
嘘をつき、人のお金を使うことはだめ。
それを学習してほしかったのです。
発達の特性があるからという理由で
これから出会うであろう彼にとっての大切な人を、
傷つけてほしくなかったのです。
自分も人も大切にできる子になってほしい。
間違えたことがあっても、やり直せる。
だから、失敗したときはママに相談してほしい。
一緒に頑張るから。
だって、家族だから。
それを勉強してもらいたかったのです。
まとめ
彼は、今までいろんなトラブルを起こしてきましたが、
彼にとって、間違いなく大きな試練であると言えるのが今回の件です。
あれから半年経ちますが、もう私は大丈夫です。
思い出して泣いたりしていません。
時間はかかりました。
自分の特性を理解して、対処さえすれば
社会生活はできると私は信じています。
あまりに大きな出来事でしたので、
最近は「それに比べたらなんともない・・・」と思えるようになってきました。
彼は本来優しい人です。
ある日、初めて釣りに行ったときのこと。
釣った魚がかわいそうで、でも捨てられなくて泣きながら食べていた彼です。
きっと、いろんなことを経験して学んでいるんです。
他の子は、想像しただけで「これ以上はあかんな」と思うことでも、
目の前の楽しさにすぐ負けてしまう彼です。
そんな彼は、今現在も
たくさんの経験をしています。
私に見えない苦労もたくさんあると思います。
頑張っているのです。
そして、私もいろんな経験をして成長させてもらっています。
「きっと、大丈夫や。なんとかなるわ。」
そういうゆるーい気持ちで見守っていけたらいいなと思います。
無理にでも
言葉に出していると、そうなってくるのかもしれませんよ（＾＾）
私みたいに（笑）
