生きづらいあさひの、発達凹凸兄妹♡幸せ探しの工夫♡ブログ♡

発達に凹凸ありの2児を育てながら精神科で働くあさひが、子どもの気持ちを考えながら楽しく育児をする奮闘日記

【それって誰のため?】今生かされる、看護実習で言われた言葉

こんにちは。

 

今日は、晴れていますね~!

 

気持ちいいですね。

 

本当なら、外に洗濯物を干したいけど、

 

マンションの外装工事だから仕方ない・・・( ノД`)シクシク…

 

あともう少しで、終わるから、

 

終わったら、洗濯物を太陽で乾かしたい!(笑)

 

楽しみです。

 

晴れた空は、元気をくれます

 

 

 

 

 

 

さて、タイトルにある

 

「それって、だれのため?」

 

とは、

 

私が普段自分が立ち止まって考えるときや

 

発達凹凸の子を育てるうえで、困難にぶつかったときに思い出す言葉です。

 

実習中の指導者さんからの一言っていえば

 

●「・・・で、なにしてたん?」

 

●「・・・で、あなたはどうするの?」

 

など、メンタルをやられるひとことってあるんですよね。

 

あの時、辛かった・・・(笑)

 

でも、今となっては

 

子どものことを客観的に考えたりと、

 

振り返ることができるので、

 

とても助かっています。

 

勉強になったことなので今日はそのことについて書いてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【それって誰のため?】今生かされる、看護実習で言われた言葉

 

 

看護学生の動きとは?

 

看護学校では、実際の病院に行き、

 

学生一人につき

1人の患者さんの受け持ちとなり

 

患者さんの病態はもちろん、

 

生活歴、習慣、患者さんに必要な看護を考えたり、

 

患者さんの退院後の生活では何が障害となるのか

など考える機会がたくさんあります。

 

(消化器科、呼吸器内科、整形外科、循環器科、小児科、精神科・・・などいろんな病院のいろんな病棟に行きます)

 

そこでは、看護学生は・・・

 

たぶん人間以下の扱いではないか?と思う扱いを受けます(笑)

 

学生なので、勝手な判断はできません。すべて、

看護目標をたてて、一日の計画を立てて、

 

すべてに許可を得てからでないと行動ができません。

 

 

その目標発表や、看護計画をつたえなければいけない

 

指導者さんが見つからず・・・

 

話しかけようとしても

 

「あとにして・・・・」とシャットダウンされ、

 

昼前にやっと今日の目標を発表しようとすると

 

「今まで、何してたん?」と怒られる。

 

そんな理不尽な環境で頑張っていました(笑)

 

(でも、自分たちに勉強させてくれる患者さんには今でも感謝の気持ちがあり、受け持った患者さんのことを今でも思い出します。)

 

いろんな感情がひしめく病院の中で、いろいろな経験をする学生時代です。

 

 

精神科実習は、自分の常識が覆る

 

その中でも、私が個人的に一番心に残ったのは、精神科実習です。

 

精神科の患者さんは、

 

ほとんどの人がすることをしない、

 

したくない、しなくても平気・・・という人がたくさんいます。

 

(たぶん、しんどすぎてそれどころじゃないんだと思います)

 

 

例えば、

  • 入浴

入りたくないという人はたくさんいらっしゃいます。

「もう1か月入れていない」なんて人は結構いるものです。

 

  • 食生活の乱れ

ジュースやお菓子はたくさん食べたいのに、病院から出る食事は食べないという人もいます。

 

日中にはずっと昼寝されていて

夜間になると睡眠薬が多量に必要な方。

 

  • 退院したいというのに、退院するための具体的な目標が全くない

(だから、いつまでも退院できない)

 

こういう方が結構たくさんいらっしゃいます。

 

 

看護学生としては

 

「入浴・・・しなければ皮膚にトラブルが起きたり、

 

異臭がして他者との関わりができないんじゃないか。」

 

「入浴を1週間していなかったら、

 

頑張って入った方が気分転換できるんじゃないか」

 

「おなかが空くと、お菓子ばかり食べている患者さん。

 

お菓子代だけで生活費がなくなってしまう。食事をしっかりとって、

 

お菓子を少しにしたら、お金の有効活用ができて、生活の質が変わるのではないか」

 

「退院したいと言うのであれば、日中の活動を増やして、

 

日中疲れたら、

 

夜間に寝られるのではないか。作業療法に参加したら、

 

退院する近道ではないか」

 

そう考えるでしょう。

 

私もそうでした。

 

すべて、当たりまえのこと。

 

原因と結果で結びつきを持っているので、

 

退院してもらうために、患者さんにはがんばってもらいたい。

 

そう思うのが普通かもしれません。

 

 

しかし、それは短絡的な考え方であるのです。

 

 

 

 

それって誰のため?

 

風呂に入っていなければ、気持ち悪いんじゃないか?

 

という考え方は、

 

指導者さんには、「うん、そうやね。」と言ってもらえます。

 

私「だから、患者さんと話して、入浴を促します」

 

と伝えた瞬間、指導者さんは

 

「誰のため?」と言います。

 

だ・・・誰?患者さんのためじゃないの?

 

患者さんが入浴したら、すっきりするんじゃないの?

 

そう思っていました。

 

しかし、精神科の考え方は違いました。

 

(すべてではないし、働き始めるとまた違うんですが)

 

 

 

「それって、本当に〇〇さん(受け持ちの患者さん)のためなの?」

 

何度も考えて、患者さんと話して、

 

入浴日(週3回とか決まっている)だから、

 

早く行った方がいいんじゃないか?なんて思ったものです。

 

 

見えてきたこと

 

精神科は、見えることがすべてではない。

 

患者さんとの信頼関係ができてきて

 

患者さんの苦しさを解ってきたときにやっと気づくのです。

 

「入浴してほしい」と思っていた自分の考えは、浅はかであったと・・・。

 

実は、患者さんのなかでも、

 

幻聴に苦しんでいる方は多くいらっしゃいます。

 

入浴できない理由が幻聴だったら???

 

「お前は、嫌われている!

 

だから、風呂に入る価値はないのだ!

 

風呂に絶対入るな。

 

お前は、嫌われているんだ!!!

 

お前が風呂に入ってきたら、迷惑に思うやつらがいる・・・ここにいるすべての人が、

 

お前が風呂に入ることを反対している!!

 

誰にも言うなよ。言ったら、家族が不幸になるぞ。」

 

と言われていたら????

 

もちろん、私たちには聞えません。

 

でも、その人の中では確実に聞こえているのです。

 

そこに、

「お風呂、入りましょうよ!!すっきりしますよ!!」

 

と援助者が声をかけたら?

 

患者さんはすごく困ると思います。

 

患者さんができないこと、

 

しないことには理由があるんです。

 

こちらの常識を、当たりまえのように伝えてはいけないんです。

 

これは誰のための看護なの??

 

そう言われた答えは、

 

「私」でした。

 

私が、患者さんにお風呂に入ってもらいたかった。

 

患者さんが風呂に入ることで、自分が満足したかったのです。

 

なんか、説明が難しいのですが、、、

 

実習に来ていた学生は、

 

自分を振り返ることができるのです。

 

こんなに苦しんでいる患者さんに、

 

自分の常識をぶつけてしまった・・・と、みんなで泣きました。

 

援助しているつもりが、自分の満足のために援助していることに気づくことができた瞬

間でした。

 

 

入浴できない、生産的な活動ができない、

 

一見すると他者には理解できない行動です。

 

私たちができることは何もない・・・

 

ただ、横にいて、理解できない妄想たくさんの話を聞いていること。

 

何の意味もないようなことが、

 

実は患者さんにとっては、一番心地よかったりするのです。

 

そうやって、絆が深まってきたときに

 

ふと、

 

「あんたが言ってくれるなら、風呂に入ろうかな・・・」

 

「怖いから、ドアのところで見張っててくれるか?」

 

と言われるから不思議です。

 

心の充電が少しできた時に、

 

新しい一歩が踏み出せる・・・そんな場面をみた気がしました。

 

 

まとめ

 

子どもにとって、親は

 

良かれ・・・と思ってアドバイスするものです。

  • 勉強しておいた方がいいよ
  • YouTubeばかりみてはいけないよ
  • 学校へ行ったほうがいいよ
  • ご飯はのこさずしっかり食べたほうがいいよ
  • お菓子ばかり食べてはだめだよ
  • 習い事は、一度はじめたら頑張った方がいいよ
  • 体を動かすために、公園に遊びに行った方がいいよ

 

一日にたくさんのアドバイスがあります。

 

私もたくさん注文します(笑)

 

ですが、子どもがうまく動かない時、

 

うまくいかない時、

 

「この言葉は誰のため?」

 

と自問自答してみてください。

 

すると、新たな、柔軟な考え方が見つかるかもしれません。

 

 

 

この考え方ができたら、

たぶんみんな幸せに暮らせるんじゃないかって思います。(笑)

 

私は、そのくらい、

 

これって、だれのため?

は、相手のことを大切にする行動

を考えるきっかけになる言葉だと思います。

 

 

長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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