生きづらいあさひの、発達凹凸兄妹♡幸せ探しの工夫♡ブログ♡

発達に凹凸ありの2児を育てながら精神科で働くあさひが、子どもの気持ちを考えながら楽しく育児をする奮闘日記

【行き渋り】アドラー心理学で乗り切れる!

今日は、行き渋りについてです。

不登校・行き渋りの対応を一緒に考えてみましょう



夏休みあけ、皆さんのお子さんは、学校にスムーズに通われていますか。

 

 

目次

 

 

 

 

うちの子の夏休み明け

 

長男(小学6年、ADHD)は、毎年、この時期は学校に行きにくくなります。

 

理由としては、夏休みでゆっくりした分、学校に行くだけで

 

疲れていることが原因のようです。

 

ですが、本人はうまく説明ができないので

 

「行きたくない・・・」

 

「いやや・・・」

 

何も言わず、起きない。など、学校に行くのが苦痛であることが表現されます。

 

毎年の私の対応

 

学校は、正直なところ行ってほしい。

 

こちらも、昼ご飯の用意をするのが大変・・・お金もかかる。

 

家にいられては、電気代もかかる。

 

おまけに、ADHDの衝動性が強い子なので、

 

何をするかわからない。

 

でも仕事へ行かないといけない。

 

もう、劇的にしんどい気持ちになりました。

 

なので、「なんで行きたくないの?」と理由を聞き、

 

「そうなんだ・・・でもね」と言い、学校に行くべき理由を見つけて

 

今流行りの、論破をしようとしていたと思います。

 

どうにか行ってほしいし、

 

「夏休みあけは、みんなしんどいんだよ?」

 

「みんな、頑張ってるよ」

 

「運動会の練習についていけなくなったら、ダンス踊りにくくなるよ?」

 

など言っていたと思います。

 

そして、泥沼化・・・。

 

「行かへん!!」と言い、泣く、反抗する・・・の悪循環でした。

 

子育て支援を受ける

 

困ったら、第三者に介入してもらうのが、私のいつものパターンです。

 

「大変ですね。」

 

と共感をしてもらい、

 

「お母さんがエネルギー不足になると向き合えないから、

 

今の子どもを受け入れて・・・」

 

「お母さんの休息を取り入れて・・・」

 

毎年、そう言われていました。

 

でも、正直なところ、それができなかったです。

 

いつも子どもが家にいる・・・

 

私は仕事へ行って、疲れているのに

 

帰ったらゴロゴロとしながらゲームやYouTubeをやりたがる子ども。

 

そりゃぁ、本人も悩んでいるんでしょう。

 

でも、こちらも、イライラしてしまいます。

 

「ただ、楽したいだけでは?」

 

「将来こんな調子でどうなってしまうの?」

 

「引きこもり・・・ですか」

 

と落ち込んでしまいます。

 

「いいよ!家でゆっくりしなよ!!」なんて思えなかったです。

 

きれいごとでは、解決できず、

 

解決できな自分にまた、幻滅してしまう・・・悪循環でした。

 

 

やっと、課題の分離ができ始めた

 

アドラー心理学の本や、参考書など読み漁っています。

 

そこで、アドラー心理学の教えが役になっているように思います。

 

「課題の分離」です。

 

これは、私の課題と、長男の課題を分けて考えることです。

私の課題

 

子どもを養っていくために仕事を続ける

自分のキャリアアップのために、前向きに働く

働いたお金で、子どものやりたいことにお金をはらう

子どもを愛情をもって育て、

子どもに愛情を伝える

 

 

長男の課題

 

学校に行き、社会・勉強について学ぶ

将来、自分で考えて仕事や学校を選び生きていく

将来のために、自ら学ぶ姿勢でいる

 

学校への行き渋りは、私の課題ではなく、

 

長男の課題となります。

 

いつも、長男の課題まで、自分の課題であるかのような錯覚をしていました。

 

だって、自分の子どもだから。大切な息子だから、

 

将来困ってほしくないのです。

 

ですが、それは私が彼の将来の問題を解決することはできない

 

彼の人生をコントロールすることはできないのです。

 

その彼の問題を、私がカバーしようとして、

 

私が関われば良くなるのではないかと錯覚して、

 

彼の考えを尊重せず、押しつけがましく

 

がみがみを怒ってしまう悪循環です。

 

それを、断ち切るのが、課題の分離です。

 

子どもの力を信じる

 

 

私だって、昔は子どもでした。

 

42歳になっても、まだ人間関係で悩んだり、

 

仕事ができず落ち込んだり、

 

節約もできず、貯金できなかったり、

 

夜寝るときは、キリのいいところまでテレビを観たいし、

 

休みの日はゆっくりしたい。

 

でも、何とかなっているし、子どもを育てているし、仕事もしている。

 

私なりに、困難を乗り越えながら、何度もチャレンジして、を

 

繰り返している。

 

失敗から学ぶことも多いのです。

 

言い換えると、こどもが、失敗せずに生きていくことなんて不可能なのです。

 

失敗をして、

 

後悔することもあるでしょう。

 

「なんて自分はだめなんだ」と落ち込んでしまう時もあるでしょう。

 

でも、なんとか工夫をして、突破口をみつけて、

 

最終的には乗り越えていくような力を身に着けていく。

 

それを、見守り、信じていくことも大事なのではないでしょうか。

 

今年の行き渋りの対応

 

今年は、子どもが休みたいと言ったら

 

「そうなんや」

と話を十分に聞くようにしています。

 

話している間は、さえぎったりもしないし、

 

「学校行くって言わないかな」なんて期待もしません。

 

学校へ行くか行かないか。

 

行ける状態なのか、休んだ方がいい状態なのか。

 

本人に決めさせてます。

 

すると、「1、2時間目は家で横になって、体力を戻すわ。

 

3時間目から、学校行くわ。」

 

と学校へ遅刻してでも行くことができていました。

 

また、「もうこのメンバーで(小学校卒業だから)ダンスすることもないもんな。」

 

と言い、運動会の練習もなんとか参加しているようです。

 

今までは「なんでこんなこと、せなあかんねん!」と反抗しかなかったのに。

 

本人の想いを尊重することで、

 

彼の成長が確認できました。

 

 

まとめ

 

彼が成長したこともあると思うのですが、

 

彼の思い・考えを尊重することで、私も成長できたように思います。

 

イライラしてしまう時は、

 

「これは、誰の課題なのか」

を考えてみると、少し客観的に

 

子どもをみられるかもしれませんよ。

 

 

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!