親が、ブレずに教え続けることで、安定した生活を
こんばんは。
あさひのブログを読んでくださり、ありがとうございます。
私は、発達障害児を2人育てる精神科病棟で働いています
子育てでの失敗や、成功談、精神を病む人・社会生活に不安がある人や、
家族さんに思うことや、学んだことをブログに書いて、
皆さんの心の健康に役立ててもらえたらと思って書いています。
今日も、私が思う、ここは外せないと思ったことについて書こうと思います。
以前こんな記事を書いていました。
当たり前ですが、粗暴行為や、暴力がすぐ出てしまう精神状態の人は、
退院も難しいですが、困った時に、入院することも、
体調を崩して転院することも難しくなります。
逆に言うと、暴力をしない患者さんは、入院先も、転棟先もすぐに見つかることが
多いです。
なので、子どものころから、
「暴力はいけない」ということを教え続ける必要があります。
口頭で注意することで理解が難しい場合は、
暴力をすることで、本人に利益がある状態にしてはいけません。
暴力=自分の要求は通らなくなることを、根気強く教えていかないといけないと思い
ます。
ある、粗暴行為の多い人が、
人に向かってペットボトルを投げた時のこと。
幸いにも、ペットボトルは、他の人に当たらずにいました。
しかし、粗暴行為のある人の、家族は
「誰にも当たっていない」
「ただ、捨てただけなのに」
という不満を漏らしました。
そうではないのです。
物を人に向かって投げることがいけない
人に向かって投げたことを、まわりが
本人より先回りして、正当化してはいけないのです。
その時に、その人が理解できるか、できないかは、わかりませんが、
まわりの反応は、本人に少なからず気づきを与えているはずです。
粗暴行為を、まわりがフォローするクセ・正当化するクセをつけてはいけません。
暴力や人を傷つける行為は、自分たちは許さないよ。
という毅然とした態度が必要になります。
勉強ができなくたって、まわりと馴染むことができなくったって、
そういったことは、大人になってもまわりの配慮で何とかなります。
でも、暴力はだめ。
子どもが小さいうちから、その態度はぶれずにいた方がいいと思います。
頭ごなしに怒る必要はありませんが、
暴力はした時点でだめ。
教え続けましょう。