生きづらいあさひの、発達凹凸兄妹♡幸せ探しの工夫♡ブログ♡

発達に凹凸ありの2児を育てながら精神科で働くあさひが、子どもの気持ちを考えながら楽しく育児をする奮闘日記

困っているひとは、みんなで助ける世の中になってほしい

こんばんは。

 

今日は、実写版のリトルマーメイドの発売日でして、

 

ディズニープラスという有料の配信の映画で、

 

観ることができました。

 

可愛かった~。アリエル役の俳優さんが、黒人だということで

 

かなり話題になりましたし、私も、違和感があったのは確かです。

 

でも、見始めてすぐにその違和感は裏切られて・・・

 

アリエル役は、あの俳優さんで本当に良かったなって思いました。

 

しぐさとか、表情とか、本当にかわいい。

 

クスっと笑ってしまうような、かわいらしさでした。

 

皆さんも、ぜひみてみてほしいなと思います。

 

さて、今日は、京アニの殺人や放火の被告について

 

思ったことを書きたいと思います。

目次

 

 

 

 

何てことしたんだという気持ち

 

事件が起きたときに、「えぇ!!どういうこと??なんてことしたの?」

 

と思いました。

 

亡くなった方の、逃げまどっていたであろう状況や、

 

たくさんの被害者たちが、突然に人生を奪われてしまったこと、

 

今までの生活ができなくなってしまったことに

 

憤りを感じました。

 

 

 

ご遺族のように、私は思えない

 

ご遺族の方々が、ニュースで、突然に家族を奪われたときの気持ちや、

 

ご遺体と対面されたときの気持ちを

 

話されているのをみましたが、

 

私は未熟者だからだと思いますが、

 

私が遺族だったら、絶対に許せない。

 

汚い言葉で

 

犯人を罵るだろうなと思いました。

 

そのくらい、犯人には、「なんてむごいことをしたんだ!!」と言いたい。

 

人間のなせる業なのか・・・と思います。

 

 

 

少しずつ明らかになってきた被告の生い立ち

 

最初に言いますが、私は、どんな過去があっても、

 

どんな状態になっても、

 

人を傷つけたり、殺めたりすることは許されることではないと思っています。

 

わたしは、この被告の生い立ちを知ると、

 

もっと周りが助けることはできなかったのか

 

と思うのです。

 

 

 

被告がまだ、大人のサポートが必ず必要な時期に、

 

虐待を受け、ネグレクトのような状態で

 

母親は家をでていき、

 

自暴自棄になった父親を自死で亡くし、

 

さらに、妹まで自死をしているとのこと。

 

まだ、大人に守られている状態であるはずの被告が

 

全く守られず、

 

まわりからの足りないサポートの状態であり、

 

愛情も、金銭的にも飢えていた状態であったことが想像できます。

 

繰り返される悲劇

 

よく事件が起きると、その被告の生い立ちがクローズアップされます。

 

それは、普通の人間であれば、耐えられないような試練の多い

 

子ども時代をおくっていることが多いように思います。

 

安部元首相の襲撃事件でも、犯人は許されないことをしましたが、

 

本人にはどうしようもできない程、

 

追い詰められていた状態であったように伝えられていますね。

 

子どもを守るべき人が、宗教にはまり、

 

家庭が崩壊するまで・・・崩壊しても母親は過ちに気づいていない様子でした。

 

犯罪は許されませんが、

 

被告が、絶望の中で生きてきたことは想像できます。

 

 

統合失調症とは

 

話しは、京アニ事件の被告の話に戻ります。

 

被告は、「京アニが、自分の作品を盗作した」

 

という主張や、逆恨みを述べています。

 

被告は、統合失調症であったと言われていますが、

 

統合失調症の人の、薬の効いていない状態ではよくある思想です。

 

 

私の経験

 

私は、精神科で働いていますので、統合失調症の人とよく関わります。

 

統合失調症は、100人に一人、発症すると言われている

 

そんなに珍しくない病気です。

 

その、統合失調症の人の、調子が悪い時や、薬が効いていないときは、

 

本当に、幻覚や、妄想に動かされるように、暴力をふるう時があります。

 

私は、夜間の見回りの時に、

 

いきなりコップに入ったお茶をかけられて、

 

コップで頬を殴られたことがあります。

 

「お前!いい加減にしろよ!!キリストの生まれ変わりの、

 

俺の上に乗って、子孫を残そうとしたな!!!

 

バカにするな!!」

 

と、興奮して飛び掛かられたことがあります。

 

もちろん、そんなことしていないし、そんなに親しく話したことも

 

ないような患者さんです。

 

非常ブザーを鳴らし、もう一人が駆けつけてくれるまでの時間、

 

私は、恐怖で体が動かなかったです。

 

ですが、病状が悪い人は、妄想か、本当に怒っているのか

 

解っていないし、区別もできないくらい状態が悪いのです。

 

そんなことある??って思うんですが、本当にあるんです。

 

脳の病気なので、ないものが見えるし、ない音や、ない声が聞えます。

 

幻覚や、幻聴によってそれに従って行動したりするなど、

 

自分の考えとは違う行動をしてしまうのです。

 

状態の悪い患者さんほど、「自分は病気じゃない!」と否定しがちであり、

 

治療の場に連れてくることも困難だったりします。

まとめ

 

今日、京アニ事件の被告が、初めて

 

「申し訳なかった」と言ったということがニュースになっていました。

 

なんとも言えない。

 

謝っても、犯した罪はなくならないし、

 

たくさんの犠牲者がでてしまいました。

 

被告には、耐え難い子ども時代の苦労があったのかもしれないです。

 

その子ども時代に、誰かの助けがあったら・・・

 

あれ?あの子、大丈夫?

 

あの家庭・・・なんか大変そうだね。

 

 

そういう目でおせっかいでもいいから、

 

介入してくれる人がいたら・・・

 

そう思わずにはいられません。

 

今日も読んでくださりありがとうございました。

 

 

↑これは、一読してもらいたい本です。

自分にはたくさんの気づきがありました。