【不登校を繰り返す長男から学ぶ】学校のメリット
さて、今日は、学校へ行くメリットを
考察してみたいと思います。
目次
うちの彼(現在小学6年自閉症スペクトラム・ADHD)の場合
彼は、今まで長いものでは、4回ほど不登校と言われる状態になりました。
一度、学校に行かなくなると
3~4か月は、何が何でも行かなくなってしまいます。
しかし、学年が変わる
長期休み明けなどの、環境が変わるタイミングで行けるようになる
ケースが多いと思います。
彼が不登校時の日常
うちのルールとしては、学校を休んだら、
学校へ行くはずだった時間(8時~15時ころまで)は、テレビはOKだけど、
ネットフリックスやYouTube、ゲームは禁止です。
その間、彼に暇になってもらうようにしています。
暇な時間って、自分の気持ちの整理ができます。
絵を描いたり、本を読んだりし始めます。
そのうち外に行かないと、楽しみがない状態となります。
テレビや、ゲーム画面を観るばかりだと、目にも悪くなりますので
そういった理由を話して、彼には納得してもらっています。
あとは、デイサービスを増やしたり、デイケアに行ってもらったり
移動支援を使って、外に遊びにいくように環境を整えていきます。
これは、彼にとって、家でのくつろぎタイムを妨げる
やや面倒なことであり、少しストレス
となることだと思います。
しかし、家の居心地が良い・・・はOKですが、
居心地が良すぎる環境にすることは、しないようにしています。
彼が学校に行けるタイミングを考察
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合わない先生が原因だった場合
彼が嫌う、合わない担任の先生が今まで何回かありました。
その時は、学校には行けなくなりますが
学年が変わったときに「新しい先生、誰やろう?」
という彼の好奇心が勝ち、彼のことを理解してくれる担任に当たった
場合には、そのまま学校に行けるようになっていきました。
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彼自身が、「学校に行く」と言い出すとき
彼が家にこもり、「もう暇だ。暇すぎて暇すぎて限界だ」
と言い始めたら、学校に行く兆しです。
家にこもって、ゲームやテレビ、YouTubeをしていても、
やはり、退屈になり、飽きてくる時がくるようです。
全てに飽きてしまう、という状態まで、3~4か月はかかるみたいです。
彼の友達A君の場合
彼の友達のA君は、小学2年生から、現在小学6年生まで、学校を休んでいます。
ということは、4年です。
長いな・・・という印象です。
A君の日常
フリースクール(話を聞くと、月に3万円もするらしいです!高い・・・うちは、
金銭的な問題が大きく断念しました)にいっているそうです。
実際に学校にいくことはなく、ネット上で、好きな授業(ゲームのフォートナイトもあり)
をクリックして参加するのだそうです。
すごい世界・・・私は、やはり頭がかたいのか。お金がないからか。踏み込めませんでした
・・・
ご両親も、学校へは無理に行かなくても良いという考えです(私が彼を学校に行かせようと工夫していると、無理に行かなくても良いのではないか?と話してくださったことがあります)
とくに、精神科に通うわけでもなく、通級に登録するでもなく、
あくまで、本人の意志を尊重するようです。
そもそも学校へ行くメリット
学校へ行くメリットとして、私が考えることは
学校にいくことで圧倒的に経験できることは増えること
だと思っています。
彼は、不登校になったら、移動支援をつかい外出したり、
デイサービスや、デイケアに行きます。
勉強はしたかったら、してもいいし、しなくても良い状態です。
しかし、学校では、国語、算数、理科、社会、体育、(夏はプール)、生活、家庭科、
校外活動や、関わる人の人数も違います。助け合って、掃除をしたり、みんなで給食を食べ
たり、家にいるよりも、圧倒的に経験できることが、良くも悪くも増えます。
我慢することもあり、人ものトラブルを客観的に見ることも、社会のルールを知る
きっかけになると思うのです。
結論
結論としては、子どもが学校に行けるなら、行けるに越したことはないと思います。
ですが、その本人が、どうしても苦痛を感じているときは、休息の意味でお休みしても良い
と思うのです。(うちの場合は、休息ができたら、また学校へいきます)
しかし、家にいて、子どもの思うがままにすることにも抵抗があります。
ここ最近も、「え??そんなことで、ニュースになるような大事件起こすの?」
という事件は結構あると思います。
キレてしまう大人が増えていると言われていますが、大人になって、力も知恵もあり、
キレてしまっては、取返しのつかない失敗・事件につながることもあります。
子どもの間に、失敗も、キレることも経験していたら、対処法もわかります。
その子の傾向を知ることで、将来の危険を逆に回避できると思うのです。
なので、なるべく家にこもってばかりよりも、工夫して外の世界に出ていけるような
環境を整えても良いと思います。
子どもの想いと、親の想いに、折り合いをつけるような話し合いをしつつ、
子どもの成長を見守ることが大事ではないでしょうか。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!